トヨタホームでは、お客様のニーズを深く理解するために、トヨタホームグループ販売会社に出向する3年間の「販売会社実習」を行っています。

今回は、販売会社実習での経験がキャリア選択に大きな影響を与えたという新卒入社社員にインタビューを実施。実習に参加したからこその学びや成長、その後のキャリアへの影響について、詳しくお伝えします。

岡田和也

営業戦略部　ブランド戦略室　宣伝・Webグループ

2021年に新卒で技術系総合職として入社。商品開発部で商品設計に携わった後、工場実習も経験。入社2年目から、販売会社実習としてトヨタホーム名古屋株式会社に出向し、戸建住宅営業に3年間従事。現在は、宣伝・Webグループにて広告戦略を担当。

2021年に新卒で技術系総合職として入社。商品開発部で商品設計に携わった後、工場実習も経験。入社2年目から、販売会社実習としてトヨタホーム名古屋株式会社に出向し、戸建住宅営業に3年間従事。現在は、宣伝・Webグループにて広告戦略を担当。

今泉快都

管理部　人事室　人事グループ

2021年に新卒で事務系総合職として入社。製造部にて生産ラインの支援業務に従事後、工場実習を経験。入社2年目から、販売会社実習としてトヨタウッドユーホーム株式会社に出向し、リフォーム営業に3年間従事。出向中に社会保険労務士（以下、社労士）の国家資格を取得し、現在は人事グループにて労務・採用領域を担当。

2021年に新卒で事務系総合職として入社。製造部にて生産ラインの支援業務に従事後、工場実習を経験。入社2年目から、販売会社実習としてトヨタウッドユーホーム株式会社に出向し、リフォーム営業に3年間従事。出向中に社会保険労務士（以下、社労士）の国家資格を取得し、現在は人事グループにて労務・採用領域を担当。

職種の幅を広げる前の「実習前研修」

――まずは、お二人のこれまでのご経歴と、現在のお仕事内容をお聞かせください。

岡田：

大学院で工学研究科を修了後、技術系総合職として新卒入社しました。入社後は商品開発部に配属となり、商品設計を担当しました。その後、工場実習として、外壁の組み立て工程を経験。2年目からは販売会社実習として、トヨタホーム名古屋にて3年間、戸建住宅営業として勤務しました。

帰任後は、営業戦略部　ブランド戦略室　宣伝・Webグループにて、広告戦略などに携わっています。トヨタホームの広告媒体の動画や、全国のトヨタホームの建築事例の企画制作など、世の中にトヨタホームの魅力を発信していくことがミッションです。

今泉：

事務系総合職として新卒入社しました。はじめに製造部に配属となり、ラインが円滑に進む環境づくりのサポート業務に携わりました。その後は工場実習で、外壁にサッシを取り付ける作業を行いました。2年目から、トヨタウッドユーホームでの販売会社実習で、リフォーム営業を3年間経験。この実習の間に社労士の国家資格を取得しました。

帰任後は人事グループにて、給与計算などの労務管理、高卒技能員の採用業務を担当しています。従業員が能力を発揮できる環境を整えることが重要な使命だと考えています。

――3年間の販売会社実習では、どのような業務を経験したのでしょうか。

岡田：

新築戸建営業として、お客様の最初の接点となり、お客様の住まいづくりをトータルでご支援する仕事を経験しました。週末は住宅展示場にいらっしゃるお客様への対応が中心になりますが、平日は住宅に関する知識を蓄えたり、様々な土地を見に行ったり、トヨタ関連企業に出向いて営業活動を行ったりと、幅広い業務に携わりました。

今泉：

リフォーム営業として、トヨタウッドユーホームのオーナー様に対してリフォームの提案を行いました。具体的には、築10数年目の住宅の点検を行い、その結果に合わせたメンテナンスのご提案をする仕事です。営業といっても、ご契約をいただけたら終わりというわけではありません。部材の発注や業者手配、現場管理などを含め、お引渡しまで一貫して、お客様に安心してお任せいただけるよう対応しました。

――販売会社実習に参加する前は、どのような気持ちでしたか？

岡田：

不安半分、楽しみ半分でした。不安だったのは、慣れない場所で働くことです。そして楽しみだったのは、新しい知識や人との出会いです。戸建営業は一生に一度のお買い物をサポートする立場ですから、膨大な知識が必要です。3年間、様々な知識を身に付け、色々なお客様と接し、関連会社や現場の方々と共に働くことにワクワクしていました。

今泉：

私は、正直に言うと不安が100％でしたね（笑）。それまで経験した仕事とは異なり、営業職には明確な数値目標があります。それに、お客様と直接お話をする経験もなかったため、自分が現場に出てお客様の前で提案をしている姿がイメージできませんでした。実際に営業として働く中で、結果的に不安は自信に変わっていきましたが、はじめは「自分にできるのだろうか」という不安がかなり大きかったです。

――販売会社実習の前に、どのような準備をしましたか？

岡田：

3年間の販売会社実習に向けて、1～2週間の「販売会社実習前研修」があります。販売会社に応じたプログラムを事前に学べるもので、実習先での職種により、研修内容や期間は異なります。

私の場合は、1～2週間の研修期間があり、同じタイミングで営業職に出向する同期の仲間とロールプレイをしたり、商品知識を学んだりしていました。

今泉：

私の場合は、1カ月ほどの研修で、ロールプレイやリフォーム営業が行う家屋の点検業務についての説明を受けました。販売会社実習中の業務についての不安を少しでも軽くすることも、販売会社実習前研修の目的の一つですが、それでも私は不安でした（笑）

販売会社実習での経験から、自分が進みたいキャリアが見えてきた

――販売会社実習で、どのような学びや成長がありましたか？

岡田：

まず、住宅に関する知識全般が身に付きました。そして、お客様の大切さを改めて実感できました。実習に行く前は、お客様の存在を感じる機会はほとんどありませんでしたが、実習では営業としてお客様と常に接点を持っています。お客様が何を考えていらっしゃるのか、どうすればご要望にお応えできるのか、真剣に向き合うことでお客様に対する理解が深まったことは大きな学びです。この経験は、現在SNSやテレビなど広告の企画をするうえで、非常に役立っています。情報を発信する時には、ターゲットであるお客様のイメージを具体的に持つことが大切です。販売会社実習の経験があるからこそ、お客様の表情を思い浮かべながら企画をすることができています。

今泉：

一番は、当事者意識が芽生えたことです。実習に参加する前は不安100％だったとお話ししましたが、当事者意識が弱かったからだと思います。入社1年目に製造部に配属されていた時も、今思えば自分の仕事は支える側だという意識が強く、受け身の姿勢で仕事をしていました。しかし営業職は、自らアクションを起こさなければ結果を出すことができません。お客様を知り、ニーズに合わせたご提案をしていく必要があります。だからこそ自ら考えて動く主体性が3年間を通して強くなりました。そうやって主体的に動くうちに、もっといろんな仕事をしてみたいという意識も芽生えてきたのです。

――実習は、その後のキャリア選択にどのような影響を与えましたか？

岡田：

販売会社でお客様と接するなかで、よりお客様の反応が見える仕事をしたいという想いがどんどん強くなっていきました。決して技術系の仕事に対する興味が薄れたということではなく、技術の知見も活かしながらお客様の近くで働きたいと考えるようになったのです。その希望を元々所属していた商品開発部の上司にも伝えていたところ、実習からの帰任後は現在の部署への配属が決まりました。技術系から企画系へのキャリアチェンジは珍しいことですし、当時の上司も私が帰任した後は、また商品開発部で活躍してほしいと期待をしていたそうです。それでも、私のキャリア選択の意思を尊重してくれたことに感謝しています。

今泉：

実習を通して、仕事に対する主体性と共に、キャリアに対する主体性も強くなりました。そして世の中の動きをキャッチするアンテナも、より敏感になりました。少子高齢化や多様性の尊重など、企業を取り巻く環境は変化しており、人事制度や体制もアップデートしていく必要があります。私もトヨタホームで変化を支え、多様な社員が活躍できる環境づくりをしていきたいという気持ちが芽生え、人事で働きたいという希望が高まりました。そして、実習期間中に社労士の勉強もスタートし、資格を取得することができたのです。もし販売実習がなかったら、今も受け身の姿勢で、自分でキャリアを選びとる意識は弱いままだったのではないかと思います。

実習で得た学びや視点を活かし、「架け橋」として活躍したい

――今後の目標をお聞かせください。

岡田：

私のように、技術系から企画系に大きくジョブチェンジをすることは、トヨタホームのなかではレアケースです。技術職と営業職、双方の視点がわかる私だからこそ、両者の「架け橋」になれるはずだと考えています。

今泉：

岡田さんと同じく、「架け橋」になりたいです。私の場合は、会社と現場をつなぐ存在ですね。最前線で働く現場の従業員一人ひとりが最大限の力を発揮できる環境を整えられるような人事になりたいです。

――トヨタホームへの応募を検討している方にメッセージをお願いします。

岡田：

トヨタホームは、社員の声を聞いてくれる会社です。私のように過去にあまり事例のないキャリアの希望にも耳を傾け、受け入れてくれます。そして、様々な経験ができる環境もあります。私は商品開発、戸建営業、そして広告戦略。今泉さんは、工場の生産ライン、営業現場、そして人事領域へ。ここまで幅広く経験できるのは、ハウスメーカーでも珍しいのではないでしょうか。このように、社員がキャリアを広げられるのは、トヨタグループという安定した基盤があるからこそだと思います。様々な経験をして可能性を広げたい方は、ぜひ一緒に働きましょう。

今泉：

トヨタグループは「現地現物」を大切にしています。これは、現場を知ることによって問題の本質が見えるという考え方です。トヨタホームには、まさに現場を知ることから、社員一人ひとりの成長を後押しする風土が根付いています。私自身、住宅や営業についての知識が浅いところから販売会社実習で現場を知り、お客様と向き合って利益を出すという視点を身に付けました。さらに、そこから人事としてキャリアを広げることができました。個人の挑戦を支援し、柔軟に対応してくれる会社で働きたいなら、トヨタホームをおすすめします！

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